ヘーゲル『哲学入門』 第一篇 存在 第一部 質 第十五節[変化]
ヘーゲル『哲学入門』 第一篇 存在 第一部 質 第十五節[変化]
§15
c) Durch seine Qualität, durch das, was es ist, ist Etwas der Veränderung unterworfen. Es verändert sich, insofern seine Bestimmtheit im Zusammenhang mit Anderem zur Beschaffenheit wird.(※1)
第十五節[変化]
c) その質、すなわちそれが何であるかということによって、或るものは 変化 にさらされる。 或るものの規定性が、他なるものとの関係において性状(Beschaffenheit)へと移行することが変化である。
※1
前節で明らかにされた「質」は必然的に「変化」することが示される。質(Qualität)は静的ではなく、変化そのものを本質として含んでいる。或るものの規定性(Bestimmtheit)が他のものとの関係においては性状(Beschaffenheit)として現れること、これが変化である。
たとえば、水は「液体」という規定性を、すなわち「質」をもつが、しかし、空気といった他のものの気温や気圧などと関係することによって、水は「氷」や「水蒸気」といった性状(Beschaffenheit)として現れる。規定性、質はつねに変化にさらされている。
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